千葉のN邸の庭づくりが終了しました。
ドウダンツツジがびっしりと植わった植栽を、柔らかな雑木のお庭へと模様替えです。
一見、古民家or古い建具を使ったお家かと思いきや、現代の建物だそうで、こだわった作りの素敵なお家です。
窓もサッシでは無く木枠で、個人的には懐かしいネジ式の鍵や、柿渋の塗料で仕上げられた内装も素敵でした。
その素敵なお家のお庭としては・・・でしたので、建物を引き立てる植栽を心がけました。
前日に東北の生産者さんを訪ね、根巻きして頂いたところです。
樹木にとっては、東北から千葉までと大移動ですが、こんな自然な姿のものは関東近郊では見つかりません。
庭造りごとに、東北を訪ねて、その場にあった樹木を探しますが、見つからない時には生産者さんの山に分け入って分けて貰う事もあります。
仕事毎に、色々な造園屋さんと組みますが、この作業だけは必ず自分で足を運び見て選びます。
これは例えば九州や他地域の仕事でも同じで、この部分を人任せにしたらふわりの庭作りの個性は生まれないのかもしれません。
とは言え、これも本当に楽しくワクワクする仕事。
きっと庭作りをするうちは、あちらこちらを行ったり来たりが続くのかもしれませんね。