東京都杉並区U邸の春の芽出しが始まりました。
黒壁に4mのアオダモが映えて、新緑が美しい。
道路に沿った、北側の小さなスペースですが、縦のラインで魅せることにより、家を緑で囲む表情が生まれます。
三か所の窓から緑陰が見えるように、樹木を選び配する事も大切です。
通常なら、防犯砂利を敷いたりフェンスを作って無機質なスペースになりがちの場所。
窓に映える樹木を選ぶのがポイント。
配管や基礎の間に植栽するので、根の大きさも考慮します。
植栽を手伝ってくれた息子さん。
自ら植えることで、植物への愛着が増します。
下草も順調に育っています。
このスペースでも。30種近くの山野草が共存します。
この共存性が、在来種の野草の特徴でもあります。
狭い空きスペースでも、山野草と雑木の庭づくりは可能です。
いや、むしろ狭い土地だからこそ、雑木の個性が生きて、山野草が映えるのかもしれません。
特に明るい北側は、管理もしやすく、樹木野草共に良好に育ち、経過します。
道行く人も楽しめて、「あの大きな樹の家ね」と街の個性になるように、作庭しています。
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